|用途| 図書館
|場所| 岡山県真庭市
|構造| RC造+木造(改修)
|賞歴| 入賞 (2016)
2016年、岡山県真庭市で行われた設計プロポーザル入賞案。
(桔川卓也+NASCAにて応募)
市役所機能の一部として使われてきた建物を、まちの図書館へ改修する設計プロポーザル。
今日、公立図書館の利用動機は大分変化しています。自宅のパソコンで世界中の情報を取り寄せて、希望すればいつでも本を取り寄せられる現在、図書館の果たすべき重要な使命は、単に読書だけでなく、自分以外の人々の様々な活動に触れる、つまり、人が、昨日までの自分が気付かなかった新たな知的好奇心を抱く、その端緒を提供することにあると考えます。
そのためにも、閉じられた箱の中の閉鎖的な図書館ではなく、一部増築を行い、外部・内部ともに地域に開かれた「えんがわ」のような図書館をつくり、利用者にとって多様な居場所をつくり、日常的な“よりどころ”となり、コミュニケーションを誘発するような図書館を提案しました。